預金残高が多いとクレジットカード審査は有利?

クレジットカード審査では預金残高が多ければ有利?

私たちがクレジットカードを利用するためには、利用した代金の支払いを延滞なくしっかりと行う事が重要になります。そのため、審査では申込者の勤務先や勤続年数、さらには年収などの情報によって今後も継続的な収入があるのか?を確認したうえでクレジットカード発行の可否を判断しています。

もっとも、カード会社にしてみれば、今後顧客が自社の支払いを延滞すると不良債権を抱える可能性があるため、審査において申込者の収入状況を確認する必要があるのは当然と言えます。

ですので、クレジットカード審査では勤務先や勤続年数、さらには年収が重要になってくるのですが、クレジットカードの利用代金の支払いという意味においては申込者の預金残高も重要になりそうな気がしますよね?

それは、申込者の預金残高が多ければ多いほどクレジットカードの利用代金の支払いが容易に行えるのでは?と考えられるためです。しかし、ここではいきなり核心に触れてしまいますが、実は審査において預金残高の扱いは重要ではないのです。

預貯金というものは継続的な収入が大前提です

現在銀行を含めた各種金融機関に預貯金がたくさんあったとしても、今後何かしらの収入が無ければ預貯金を切り崩して生活をしていく事になりますよね?

という事は、現在無職や専業主婦など収入が無い人は今後生活費のため預貯金の引き出しを行う=預貯金残高が減少していく事になります。さらに言えば、現在毎月の収入よりも支出の方が多い人もやはり預貯金残高が減少していく事になります。

もっとも、無職の人はもちろん毎月の支出が多い人はそれだけ収入が少ないという事になるため、審査には通らない可能性が高いと思われます。

各金融会社では申込者の預貯金残高を調べる事が出来ません

それはともかく、クレジットカード審査ではもっと重要な事があり、それは基本的にクレジットカード会社では審査時に申込者の預貯金残高を調査する事が出来ません。

これには、近年規制が厳しくなっている個人情報の取り扱いの影響もあって、銀行や郵便局などの金融機関を通してクレジットカード会社が申込者の同意を得ず勝手にカード申込者の預貯金残高を調べる事が出来ないためです。

カード会社が申込者の預貯金残高の裏付けを取る事が出来ないため、申込者にどれほど多くの預貯金残高があったとしてもそれはクレジットカード審査には影響しないのです。

審査では預貯金残高よりも継続した収入が重要です

クレジットカード審査への申込条件として、満18歳以上で毎月安定した収入がある事が挙げられますが、高校生は不可で未成年には親の同意が必要となっています。

もっとも、金融会社のサイトによっては満18歳以上で電話連絡が取れる方というように、収入が申込条件に記載されていないところもありますが、一定の審査基準においては勤続年数が1年以上や年収が300万円以上などとなっている事からこの毎月安定した収入という条件は必須となっているのが現状です。

これには、今後も継続して安定した収入が無ければ毎月クレジットカードの利用代金を延滞なくきちんと支払う事が難しくなり、その結果としてクレジットカード会社が不良債権を抱えてしまう可能性が高くなってしまうからです。

毎月預貯金が減少するのは精神的に安定しない可能性があります

この点において、現在の勤務先や勤続年数、さらには年収が良好であれば今後も安定した収入が見込まれるためクレジットカード審査では有利になりますが、現在無職の方は今後安定した収入が見込めないため、いくら預貯金があったとしても審査には通らない可能性が非常に高いのです。

それに、毎月継続して安定した収入が無ければ、クレジットカードの利用代金の支払いで預貯金が取り崩される事になるため、精神的にもあまり良いものではありません。

ですので、もしあなたが現在無職でクレジットカードが欲しいのであれば、まずは何らかの仕事を探して職に就いた方がクレジットカードの作成には一番の近道になります。

無職の人は収入を得る事を第一に考えましょう

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